ボートについて

 ボートの種類は、ハイドロプレーンとランナバウトという種類があったが、ランナバウトは旋回時が危険なため十数年前に廃止になり現在はハイドロプレーンのみである。
 ボートは合板でできており、油性のペンキが塗られているが、水上の格闘技といわれるようにレース中激しい接触等もあり、ペンキがはげたり、合板に穴が開いたりして、水分を吸収する結果となる。水分を吸収するとボートは重くなり、スピードも出なくなるので、レース終了後は破損箇所があるとすぐに修理が行われ、水分を吸収していると乾燥させ、差が出ないように気が配られている。
もし、修理不能あるいは修理に時間がかかるようであれば、予備の艇に交換となる。
ボートもモーターと同じように素性というものがあり、成績抜群のモーターをつけても走らないあるいはその逆もありうる。

ボートの諸元(標準型 YM-730)
 全長           2895 mm
 全幅            1316 mm
 質量           68〜69 Kg
 カウリング重量       6.6 Kg
 ステップ高さ       34/40
 ステップまでの長さ    1480 mm
 スターンエッジの高さ   134 mm
 


 上の図はボートの裏側。ボートは直線走行時は、ステップの部分とスターンエッジの部分が水面に接触し2点でボートを支えているので、2P(ツーポイント)ボートとも呼ばれている。
 ボートで重要な部分は上記説明からもわかるようにステップとスターンエッジの部分が水面に接触しているわけであるからこの部分の傷、ねじれとかいったことが走行に影響を与えるであろうことがわかるかと思う。
 ボートの真ん中部分にフィンとかかれたものがあるが、これはアルミ合金でできていて260mm×73mmの大きさで、取付位置は後端より720mmのところにある。
 この役割は、直進性を良くすることと、旋回時に適度な抵抗となり、旋回半径を小さくすことにある。レース中にフィンが脱落すると、不安定な走行になるらしい。
 
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